心理カウンセラーって、何? | CLUB KANA -クラブカナ-

心理カウンセラーって、何?

私がカウンセラーになりたいと思ったのは、17歳の時。

雑誌の中の小さなコラムを読んで、心理カウンセラーという職業に感動したのを覚えています。
そこには、カウンセラーと自閉症の女の子との心のつながりが書いてありました。

そのとき、反抗期真っ最中ながらも、感動しやすい高校生だった私。
世の中に疑問を感じ、人が信用できなかったあの頃。
そんな時に、

「これだ!」

と思いました。(世間に反抗してるわりに、純心だったあの頃)

その目標の元、あれから、大学院を卒業した今、よく

「心理カウンセラーってなんだろう」

と考えます。


「心理カウンセラー」ってなんなのでしょうか?
世間一般でいわれているカウンセラーのイメージは、ちょっとぼやけている気がします。
私の予想では、一般的にカウンセラーとは

悩みを打ち明けられる人。
問題を解決したり、気分を向上する手助けをしてくれる人。

なのではないでしょうか。
もしかすると、中には

でも、実際何をやってるかわからない職業
あやしい人かもしれない
本当に効くかどうか、疑わしい
占い師のほうが、信じられる
クラブの綺麗なお姉さんのほうがいい

なんていう人もいるかもしれません。(実際、私の友人の大半も、私の仕事内容をよくわかっていません)

私の夢は、「いいカウンセラー」になること、そして、「日本でカウンセリングをポピュラーにすること」です。
この二つをかなえるのは、大変な道かもしれません。
でも、あえて挑戦しようではありませんか。

最強のライバルは占い師とクラブのおねーさん。


では、「カウンセラー」って一体なんなんでしょうか?
ここに一例を書いてみます。

いつも、「あなたの話」を聞くことのみに、時間をとってくれる人 (友達は、自分の話もします)

あなたの秘密を、「絶対厳守」してくれる人 (たとえ、親友、奥さんや旦那さんにでも)
あなたと「一緒」に問題を考え、解決法を見出してくれる人 (一緒に向上することが目的です)
あなたの心情を、誰よりも理解して「共感」してくれる人 (うわべだけではありません)
プライベートでは会わない人 (たとえ街で見かけても、声をかけない)
自分の彼女や彼氏、家族関係は知ってるけど、相手のことはほとんど知らない人
実生活では、赤の他人になる人
それでも、あなたの幸せを願っている人

ちょっと、というか、他に類のない、特別な人だと思います。
想像できますか?

「カウンセリングにいく」という行為自体、もうあなたが向上するステップは始まっています。
それは、気分であったり、目標であったり、症状であったり、または、小さな悩みことかもしれません。
世間でよく勘違いされていますが、カウンセリングは、「病気の人」だけのためではありません。
自分でアポイントをとって、カウンセリングにいくのは、精神病を持った人ではありません。
むしろ、「持ちたくない」から行くのです。
カウンセリングは、例えば、ジムと健康的な食生活みたいなもの。
最近、運動不足かな?
と感じても、仕事を続け、外食を続けると、病気になってしまいます。
心だって同じ。

疲れたな、休みたいな、悩み事が多いな、仕事が辛いな・・・
そんな時に、そのままの状態を続けると、どうなるでしょうか?

「最近、自分のこと、嫌いだな。変わりたいな。」
と感じて、整形手術や過酷なダイエットを考えるまえに、もう一度思い出してください。

あなたのゴールは、何ですか?

綺麗になること?異性からもてること?有名になること?お金持ちになること?

でも、色々なゴールがあっても、結局最終点は

幸せになること

なのではないでしょうか。


カウンセリングは、トイレに入って、「ほっ」とするあの瞬間です。
肩の力を抜いて、自分のことや人生について考えることができる、「心のマッサージ」の時間です。
自分を理解してくれる人がいるんだ、と実感できる、「心の友」を見つけた喜びの時です。
アロマセラピーやミュージックセラピーに代表される「癒し」の空間です。
向上していく自分のことが愛せるようになる、「エステ」の体験です。

そんな時間と空間を造る人。
私は、それがカウンセラーなのだと理解しています。

本当の意味での「カウンセリング」が人気になることを、心から祈りながら、次回は

「いいカウンセラーとは?」

について話したいと思います